人間関係

『嫌われる勇気』岸見一郎・古賀史健|読んだら人間関係がラクになるって本当?買う前に知りたい本音レビュー

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「他人の目が気になって、言いたいことが言えない」

「嫌われるのが怖くて、つい相手に合わせてしまう」

「自分を変えたいのに、結局いつもの自分に戻ってしまう」

もし、あなたがそんなふうに感じたことがあるなら――この記事を読んでいるのは偶然ではないかもしれません。

『嫌われる勇気』は、世界累計1,800万部を突破したモンスターベストセラー。Amazonレビューは★4.5(29,000件超)、読書メーターでは11,000件以上のレビューが寄せられています。

この記事では、実際に『嫌われる勇気』を読んだわたしが、「読んだらどう変わるのか」を軸に本音でレビューします。買おうか迷っている方の判断材料になれば嬉しいです。

書籍情報

書名:『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』

著者: 岸見一郎・古賀史健

出版社: ダイヤモンド社

価格:定価1,760円(税込)/ Kindle版・Audible版あり

Amazon評価:★4.5(29,000件超)

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「変わりたいのに変われない」――その正体は何なのか?

「もっと自分らしく生きたい」「人の顔色をうかがう生き方をやめたい」――多くの人がそう思いながらも、気がつくと同じパターンを繰り返していませんか?

職場で理不尽なことを言われても笑顔でやり過ごす。友人の誘いを断れず、本当はやりたくないことに時間を使ってしまう。SNSの「いいね」の数で自分の価値を測ってしまう。

わたし自身、まさにそのタイプでした。「嫌われたくない」という気持ちが、いつの間にか人生のあらゆる選択を支配していたんです。

自己啓発本を読んでは「よし、明日から変わるぞ!」と思うものの、3日も経てば元通り。「結局、わたしはこういう人間なんだ」と諦めかけていました。

なぜ、自己啓発本を読んでも変われないのか

ここで少し厳しいことを書きます。

多くの自己啓発本は「ポジティブに考えよう」「自分を好きになろう」「過去のトラウマを乗り越えよう」と説きます。でも、それで本当に変われた人がどれだけいるでしょうか?

「前向きでいなきゃ」というプレッシャーに疲れ、「自分を好きになれない自分」にまた落ち込む。これは意志が弱いからではありません。そもそもアプローチが間違っている可能性があるんです。

多くの本は「過去の原因を探り、それを癒しましょう」という原因論に立っています。幼少期のトラウマ、親との関係、過去の失敗――原因を特定すれば変われるはずだ、と。

でも、原因を見つけたところで変われない。なぜなら、わたしたちは過去に支配されているのではなく、「変わらない」という目的を自分で選んでいるからです。

――これが、アドラー心理学の衝撃的な主張です。

『嫌われる勇気』が教えてくれる「3つの革命的な考え方」

『嫌われる勇気』は、フロイト、ユングと並ぶ心理学の三大巨匠のひとり、アルフレッド・アドラーの思想を、哲学者と青年の対話形式で解き明かした一冊です。

アドラー心理学の第一人者である岸見一郎氏と、ライターの古賀史健氏がタッグを組んでいます。

この本には数多くの学びがありますが、わたしの人生を変えた核心は3つあります。

革命①:「目的論」――過去は関係ない

本書で最初に突きつけられるのが、トラウマの否定です。

たとえば、何年も引きこもっている人がいるとします。多くの人は「過去につらい体験があったから外に出られないんだ」と考えますよね。

でもアドラー心理学はこう言います。

「外に出たくないから、不安という感情をつくり出している」

順番が逆なんです。「外に出ない」という目的が先にあり、それを正当化するために不安や恐怖を持ち出している

これを読んだとき、わたしは頭を殴られたような衝撃を受けました。

「人の目が怖いから自分を出せない」のではなく、「自分を出さないために、人の目を言い訳にしている」。つまり、変わらないことを自分で選んでいたわけです。

厳しい。でも、この考え方には大きな希望があります。過去に原因があるなら過去は変えられません。でも、目的を変えることは今この瞬間にできるからです。

革命②:「課題の分離」――他人の問題を背負わない

『嫌われる勇気』で最も有名で、最も実践的な教えが「課題の分離」です。

「これは誰の課題なのか?」という視点を持ち、自分の課題と他者の課題を分離する。そして、他者の課題に土足で踏み込むことをやめる。

たとえば、あなたが新しい仕事に挑戦しようとしている。でも親が猛反対している。そのとき、本書の哲人はこう語ります。

「自らの生について、あなたにできるのは『自分の信じる最善の道を選ぶこと』、それだけです。一方、その選択について他者がどのような評価を下すのか。これは他者の課題であって、あなたにはどうにもできない話です」

自分がどう行動するかは自分の課題。それを相手がどう思うかは相手の課題。

この線引きができるだけで、驚くほど心がラクになります。わたしの場合、職場の人間関係が一変しました。上司の不機嫌そうな顔を見ても「それは上司の課題だ」と思えるようになったんです。

もちろん、これは「他人を無視しろ」という意味ではありません。本書では、放任との違いもきちんと説明されています。相手の課題に踏み込まないけれど、相手が望んだときにはいつでも支援すると表明する。「馬を水辺に連れていくことはできるが、水を呑ませることはできない」――この絶妙なバランスが、アドラー心理学の真骨頂です。

革命③:「いま、ここ」を生きる

本書の終盤で語られるのが、「いま、ここ」を真剣に生きるという教えです。

過去の失敗をくよくよ悔やんだり、まだ来ていない未来を心配したりする――それは「いま、ここ」から目をそらしているだけだとアドラーは言います。

人生とは、連続する刹那。過去も未来も存在しない。あるのは「いま、この瞬間」だけ。

この考え方に触れたとき、ストンと腑に落ちる感覚がありました。「5年後にこうなっていたい」と遠い目標を追い続けるよりも、今日という1日を精いっぱいダンスするように生きる。そのほうがずっと自由で、ずっと充実しているんです。

この本が10年以上売れ続ける「3つの理由」

2013年に発売された『嫌われる勇気』が、なぜ今も読まれ続けているのか。わたしなりに感じた理由を3つ挙げます。

理由①:対話形式だから「自分ごと」になる

本書は全5章(「夜」と呼ばれています)にわたる哲人と青年の対話で進みます。

青年は読者の代弁者です。「そんなの綺麗事だ!」「現実はそう甘くない!」と、わたしたちが感じるであろう反論を全部ぶつけてくれます。だから読んでいて「自分の悩みが言語化されていく」感覚があるんです。

共著者の古賀史健氏はこう語っています。

「『わかりやすさ』と『親切さ』は違う。僕は親切さのほうを選びたい」

実際、この本は決して「わかりやすい」本ではありません。でも、一歩一歩、丁寧に論理を積み重ねていく構成だからこそ、読み終わったときに深い理解が残ります。

理由②:実生活でそのまま使える

「課題の分離」は、読んだ翌日から使えます。

「この怒りは誰の課題だろう?」「わたしがコントロールできることは何だろう?」――この問いを立てるだけで、人間関係のストレスが目に見えて減っていきます。

哲学書のように難解ではなく、かといって表面的なハウツーでもない。「考え方のOS」をアップデートしてくれる本というのが、わたしの実感です。

理由③:何度読んでも新しい発見がある

ある読者はレビューにこう書いていました。

「迷ったときや悩んだときにこの本を開けば必ず解決のヒントが見つかる。心の駆け込み寺があるようなもの」

わたしも同感です。1回目は衝撃で頭がいっぱいになりますが、2回目、3回目と読み返すたびに、前回は気づかなかった部分が心に刺さります。

1,760円で一生使える「心の取扱説明書」が手に入ると思えば、これほどコスパのいい投資はありません。

読んで変わった「5つのこと」――わたしの体験談

ここからは、わたし自身が『嫌われる勇気』を読んで実際に変わったことを正直に書きます。

① 人の顔色をうかがう回数が激減した

「課題の分離」を意識するようになってから、他人の表情や態度に振り回されなくなりました。上司がイライラしていても「それは上司の課題」。飲み会に誘われても「行きたくなければ断る。相手がどう思うかは相手の課題」。

たったこれだけのことで、日常のストレスが驚くほど減りました。

② 「嫌われてもいい」と思えるようになった

本書にはこんな言葉があります。

「あなたが誰かに嫌われているということ。それはあなたが自由を行使し、自由に生きている証であり、自らの方針に従って生きていることのしるしなのです」

嫌われることは自由の代償ではなく、自由の証。この発想の転換は、わたしにとって人生最大級の「気づき」でした。

③ 過去の失敗を引きずらなくなった

「目的論」の考え方を知ってからは、過去の後悔に時間を使うことが減りました。大事なのは「あのとき何が起きたか」ではなく、「いま、ここで何を選ぶか」。シンプルだけど、これが意外と難しくて、でも意識するだけで確実に前に進めます。

④ 怒りのコントロールがうまくなった

アドラー心理学では「人は怒りを捏造する」と考えます。怒りに駆られて大声を出したのではなく、大声を出すために怒りという感情を持ち出した――。

この視点を持つだけで、カッとなったときに一歩引いて自分を見られるようになりました。

⑤ 「いい人」をやめても世界は崩壊しなかった

これが一番大きな変化かもしれません。嫌われることを恐れて「いい人」を演じ続けていたわたしが、少しずつ本音を出せるようになりました。そして気づいたんです。本音を出しても、世界は案外、壊れないということに。

むしろ、「あなたって意外とおもしろい人だね」と言われることが増えました。

読者の口コミ・評判

『嫌われる勇気』の評判をリサーチすると、ポジティブな声が圧倒的です。一方で、厳しい意見もあります。両方ご紹介します。

高評価の声

  • 「あぁ、なんかもうすべてが腑に落ちる。生きる生き方を、ちょっとだけでも変えてみようかなとマジで思った。この本、一生のバイブルにします」
  • 「20代のうちにこの本に出会えて本当にラッキーだった」
  • 「課題の分離を知っただけで、人間関係のストレスが半分以下になった」
  • 「想像していたような精神論やハウツー本ではなく、良い意味で裏切られました。まさに心理学のえらい先生の考え方」

低評価・注意点の声

  • 「読んでも実生活で使えないと感じた」――これは「知っている」と「実践している」の差だと思います。本書自体も「アドラー心理学を本当に理解し、実践するには生きてきた年数の半分が必要」と述べています。
  • 「トラウマの否定は受け入れがたい」――確かに、つらい過去を抱える方にとっては厳しい主張に感じるかもしれません。ただ、アドラーは過去の出来事自体を否定しているのではなく、「過去に支配される必要はない」と言っているのだとわたしは解釈しています。

こんな人には『嫌われる勇気』をおすすめしません

正直に言うと、この本は万人向けではありません。

  • 「優しく背中を押してほしい」人 → アドラーの主張はかなり厳しいです。青年のように「そんなの無茶だ!」と感じる場面が多いかもしれません。癒し系の本を求めているなら、先に別の本を読んでからのほうがいいでしょう。
  • 「すぐに使えるテクニック」が欲しい人 → 本書は「考え方のOS」を入れ替える本であり、「3ステップで人間関係が改善!」のようなハウツー本ではありません。
  • 今まさに深い傷を抱えている人 → 「トラウマは存在しない」という主張は、傷が生々しいうちは受け入れにくいかもしれません。まずは心のケアを優先してください。

逆に、こんな人にはぜひ手に取ってほしいです。

  • 他人の目が気になって自分を出せない人
  • 「自分を変えたい」と何度も思っているのに変われない人
  • 人間関係のストレスを根本からなくしたい人
  • 自己啓発本をたくさん読んできたけど、どれもピンとこなかった人

迷っているなら、「今」が読みどき

ここまで読んでくださったあなたは、きっと「変わりたい」という気持ちを持っている方だと思います。

アドラーはこう言っています。

「誰かが始めなければいけない。他の人が協力的でないとしても、それはあなたには関係ない。わたしの助言はこうだ。あなたが始めるべきだ」

『嫌われる勇気』は、読むだけで人生が変わる魔法の本ではありません。でも、「変わる勇気」を持つための、最初の一歩になってくれる本です。

わたし自身、この本を読んでから人間関係のストレスが大幅に減り、「自分の人生を生きている」という実感を持てるようになりました。

1,800万部という数字は伊達ではありません。迷っているなら、ぜひ一度手に取ってみてください。

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『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』をAmazonで見る

単行本・Kindle版・Audible版から選べます。

嫌われることは自由の代償ではなく、自由の証。この本を読んで、一緒に「自分の人生」を生きてみませんか?

『嫌われる勇気』と一緒に読みたいおすすめ本

『嫌われる勇気』を読んで「もっと深く学びたい」と感じた方に、関連書籍をご紹介します。

願望実現・引き寄せ系

「思考が現実をつくる」という点でアドラーの目的論と通じるものがあります。目標達成の具体的メソッドを知りたい方に。

「思考が現実に影響する」というテーマに興味が出た方は、引き寄せの法則の世界も覗いてみてください。

言葉の力・口ぐせ系

アドラー心理学が「考え方を変える」アプローチなら、こちらは「言葉を変える」アプローチ。日常の口ぐせから人生を変えたい方におすすめです。

潜在意識・ブロック解除系

「考え方を変えても行動が変わらない」と感じる方は、潜在意識のブロック解除という切り口もあります。書くだけのワークで現実が動き始めるという実践書です。

シリーズで読む

『嫌われる勇気』の続編。「課題の分離はわかったけど、具体的にどう人を愛すればいいの?」という疑問に答えてくれます。セットで読むとアドラー心理学の全体像が見えてきます。

物語で学ぶ

「自分を変えたい」というテーマが共通。インドの神様ガネーシャが出す29の課題を通じて、笑いながら人生を変えるヒントが得られます。

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こころを癒す魔術師
心にたまった傷と向き合って手放すとか、疲れを吐き出したりだとか。 そういった、一人だとちょっぴり大変だけど必要なことを「お手伝い」したりする、やさしい魔術師をやっています。 ここではスピリチュアル的観点を交えつつ、自分の心との向き合い方、癒し方、思考法などなどに役立ちそうな本を紹介しています。
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